中国料理のマナー

おさえておきたい3か条

円卓の回転台は時計回りに回す

回転台は共有部。自分の箸やグラスを置かない

取り皿や器は持ち上げない

中国料理の基本

Basic

中国料理は地域ごとに特色があり、使われる食材も多岐にわたっています。 まずは代表的な「北京料理」「広東料理」「四川料理」「上海料理」について述べていきます。

  • 北京料理

    北京料理

    黄河流域で一般的な料理。ルーツは中国王朝の宮廷料理で、塩や味噌、醤油を多用した濃厚な味付けが特徴です。代表料理は北京ダック、チンジャオロースなど

  • 広東料理

    広東料理

    中国料理でもっともポピュラーなのが広東料理です。素材の持ち味を生かしたあっさりとした味付けが魅力。代表料理は酢豚、八宝菜、フカヒレスープなど

  • 四川料理

    四川料理

    暑さや寒さが厳しい長江上流の盆地で発達した料理。唐辛子やしょうが、山椒などが使われ、多種多様な味わいが特徴です。代表料理は麻婆豆腐、エビのチリソースなど

  • 上海料理

    上海料理

    上海や揚州、蘇州などで発達。海の幸や山の幸に恵まれた風土を生かし、淡白な味付けを基本としています。代表料理は小龍包、上海ガニ、肉入りワンタンなど

中国料理店の作法

Manners

比較的自由とされている中国料理店の作法。その中で注意したいのが円卓におけるマナーです。 正しい作法を知り、失礼のない振る舞いを心がけましょう

円卓のルール

  • 円卓の回転台は時計回り

    円卓の回転台は時計回り

    まずはじめに主賓が料理を取ります。その後、回転台を時計回りに回してください。その後も、自分の料理を取ったら順に回しましょう

  • 料理は主賓や年長者が食べてから

    料理は主賓や年長者が食べてから

    料理が全員に行き渡ったからといって、主賓や年長者が食べはじめていないのに箸をつけてはいけません。主賓が箸をつけたら一緒にひと口目を食べるようにしましょう

円卓のタブー

  • 回転台の料理を立って取る 回転台の料理を立って取る

    回転台の上にある料理や調味料を立って取るのは見苦しい行為とされています。必ず回転台を回して、自分の正面に移動させてから料理を取るようにしましょう

  • 回転台を反対に回す 回転台を反対に回す

    先程も述べたように、主賓が料理を取った後、回転台は時計回りに回すのがルールです。ただし、全員に行き渡った後であれば回しやすい方へ回しても構いません

  • 箸やグラスをのせる 回転台に箸やグラスをのせる

    回転台の上は共有スペースです。調味料、お茶の急須、料理の大皿などを置く場所であって、自分の取り皿や食べ終わった後の皿を乗せないようにしましょう

取り皿のマナー

  • 取り皿は料理ごとに替える

    取り皿は料理ごとに替える

    中国料理では料理の味が混ざらないように、料理によって取り皿を変えます。取り皿は何枚使っても構いません

  • 取り皿は置いたまま食べる

    取り皿は置いたまま食べる

    中国料理では茶碗とレンゲ以外は持ち上げてはいけません。円卓上のお皿から料理を取る際も、取り皿は置いたままにしましょう

  • 取り皿の料理を残す 取り皿の料理を残す

    中華料理は大皿に盛られ、それを各自が取り分けます。その際、自分で取った分を残すのはマナー違反となります。取り皿に取り分けた料理は残さず頂きます

食べ方のマナー

  • 麺類はレンゲを使う

    麺類はレンゲを使う

    麺を頂く際は、一度れんげに取ってから食べます。そうすることで汁がはねにくくなるからです。スープを飲むときはれんげを右手に持ち替えましょう

  • レンゲの持ち方

    レンゲの持ち方

    れんげの柄のくぼみに人差し指を入れ、親指と中指でれんげを持ちます。また口に当てる際は真横ではなく斜めに、口に垂直に当てると良いでしょう

  • 取り皿を持つ 取り皿を持つ

    料理を食べる際は取り皿は置いたまま頂きます。汁が垂れるようであればレンゲを使うと良いでしょう

「中国料理」の食べ方の作法

Manners

前菜4種、メイン6~8種、点心などのデザート2種が中国料理におけるフルコースの基本で、 前菜、スープ、主菜、主食、点心の流れで供されます。 堅苦しい雰囲気は抜きにして、賑やかに和気あいあいと頂きましょう

「中国料理」の食べ順とルール

  • 前菜

    前菜

    大皿に冷たいものと温かいものが数種類盛りつけられます。料理がなくなるまでテーブルには置かれるので、盛り付けを崩さないように注意しながら少しずつ頂きましょう

  • スープ

    スープ

    大きな器に全員分まとめて入れられて供されるので、スープ用の器に取り分けて頂きます。レンゲですくう際はひと口で飲める量だけすくい、音を立てないようにしましょう

  • 主菜

    主菜

    魚介や肉類が蒸し料理や炒め料理として供されます。何品か一度に出されたら、味の薄いものから頂くようにしましょう。北京ダックや海老料理などは手で頂きます

  • 主食

    主食

    ご飯類は自分の分を取り分けたら、レンゲですくって頂きます。残りが少なくなったら皿の手前を少し持ち上げて向こう側へとすくいます。決してお皿は持ち上げてはいけません

  • 点心

    点心

    点心には塩味と甘味の2種類があります。塩味は軽食として位置付けられる餃子や春巻きなど。甘味はデザートのことで杏仁豆腐やマンゴープリンなどになります

  • 中国茶

    中国茶

    急須に入って出された時は、隣の人の分に気を配りながら、急須の蓋を押さえて注ぎます。おかわりが欲しい時は急須の蓋を半分にずらしておけば店の人が持ってきてくれます

ここで差がつく中国料理のマナー

中国料理には、日本とは異なるもてなしに関する独自のマナーがあります。 「料理は残す方が良い?」「料理は取り分けない?」。真逆に近いからこそ、 知っておくと一目置かれるマナーをお教えします。

  • ワンランクUPマナー

    大皿料理は少し残す

    大皿料理は少し残す

    もし会食を受ける側ならば、主催者のもてなしが十分であったことを示すために、回転台の上の料理は少し残します。ただし、自分の取り皿にのせた分は食べきるのがマナーです

  • 実はマナー違反

    他の人に料理を取り分ける

    他の人に料理を取り分ける

    中国料理は自分で取るのが基本ですが、日本人の中には会食相手に取らせてしまうのは抵抗を感じる方も多いはず。その場合はお店の方に取り分けてもらいましょう